僕が現在の家をどのようにリノベーションを進めるかを検討しだした時、世間で流行っているセルフリノベーションやDIYに懐疑的であったので、別の方法を模索しました。
この記事では空き家の改修するにあたり、どう進めていくのが多くの人にとって再現性のある方法を考え、それによって空き家を活用してもらうと言うことを前提に考えています。
(各工程における詳細や苦労話などについては、随時記事を上げていきます)
今回のルールとして
他の人でも真似できそうなやり方で、空き家を活用してもらうと言うことを前提に考えています。
絶対に避けたかったこと
- 金融機関からお金は借りない(ローンを組まない)
ローンを組むことは絶対したくなかったのと、しなくても実現できることを証明したかったからです。
とはいえ、親に借りてしまっているというのは引け目はありますが、これは僕が家で実現したかったことが多かったので、お金がかかりすぎてしまいました。
そこまでのこだわりがなければ、おそらく2~300万くらいで済んだはずなので、それくらいは頑張れば貯められると思います。
(逆にこれくらいは貯められなければ、さすがにリノベによる家の取得は難しいかと…)
極力避けたこと
- プロあるいはDIYが得意な仲間を呼んで教えてもらいながら、作り上げていく
- ワークショップ形式にして、DIYに興味がある人を招いて手伝ってもらう
これは基本的にやりませんでした(一部、手伝ってもらうことはありましたが)。
というのも、そもそもテレビや雑誌でもDIYがフィーチャーされることが久しくなりましたが、実際に興味があっても手を動かそうという人はさほどいないと考えています。
(自分の周りの人を想像して10人中何人いるでしょうか?)
もちろんご自身のコミュニティ次第なのですが、基本的にはマイノリティだと考えています。
なので、「人を集めて改修する」とはマジョリティにとって再現性のない手法として見送りました。
ある程度はプロに頼む、部分的なセルフリノベーションという選択
お金がないからDIY/セルフリノベーションという選択肢を選ぼうとしているかもしれません。
しかし、それが妥当な選択なのかを考えました。
お金を浮かすことだけに意識を向けるとロクなことはない
空き家の改修にあたっては、コストとして「お金・時間・体力・精神力」という4つの要素で成り立っている捉えました。
実際に自分でDIYでペンキ塗りを1ヶ月半やっていたのですが、時間と体力、精神力が削られていきました。
たまたま仕事が空いてしまって時間的な余裕ができたとはいえ、仕事が立て込んでしまっていたらと考えるとゾッとします。
僕の場合は一人でやっているので起き得ませんでしたが、カップルでやっているところは喧嘩になったり…。
幸せになるためにやっているのになぜこんなことが起きてしまうのでしょうか。
僕の場合は昔から最後まで淡々とやり切る精神力があるので大丈夫でしたが、さらにひどいトラブルとして「DIY鬱」なんて事になって、モチベーションがめっちゃ下がったりして一向に進まなかったりというのも…。
餅は餅屋
やはりプロに頼むと物事があっという間に解決します。
これは流石に相当厳しいな、と思うところは任せた方がコストパフォーマンスは高いと感じました。
僕自身はDIYをあまりやりたくないという事もありますが、多少は経済を回す事も意識しながら自分の能力(スキル・体力・精神力)とお金を天秤にかけて、僕は浮いた時間でお金を工面すると決めて動きました。
改修工事は2期に分けて行った
予算の都合で改修工事を2期(2016年/2018年)に分けてもらいました。
1期目はキッチンやお風呂、トイレなどの水回りと仕事部屋、寝室など生活・仕事に必要な部屋を優先し、2期目は残りの部分のリビングとなる2間とゲストルーム、あとは前回から気になって直したい部分を追加でお願いしました。
2期に分けるメリットとデメリット
<メリット>
改修が完了するまで待つと、それまでにも京都での家賃がかかってしまいます。
さらに工期が短くなる上、家賃分が次回の改修費用に回せるので非常に経済的でした。<デメリット>
改修がされてない部屋は当時の古いままなので、古い壁とか畳などが通るたびに気になっていました。
結局その部屋で過ごすことはほとんどなく、ある種のストレスめいたものを抱えながら暮らさないといけなかったりします。逆にいえば、目につく場所は先に改修を済ませておくといいのかもしれません。
もしくは「そういうのは気にならないよ」って人なら問題なさそうです。
ひとまず終わって思ったこと
僕としてはお金の工面の問題が最も大きかったので、このやり方がベストだったと思います。
DIYの要素に関しては時間をかければ、素人でも出来そうなものだけを採択したつもりです。
(一部は周りに手伝ってもらったり、業者を入れてやるようなこともありましたが…)
具体的にどこをプロに頼み、どこを自分(たち)でやったかについては過去に遡って、随時記事を上げていきたいと思います。